備前甕仕込「東光 安土桃山」を11月10日(金)より限定発売。
11月10日(金)から備前甕仕込「東光 安土桃山」(2022年醸造)を数量限定発売します
「東光 安土桃山」は、安土桃山時代に創業し四百年以上酒造りを続ける小嶋総本店が、岡山・備前焼作家の松井氏との出会いから、創業当時の製法「甕仕込み」に原点回帰し生まれた日本酒です。甕による酒造りが行われていた時代より続く酒蔵も現代で醸造に耐えうる甕をつくれる作家も、今では数えるほどしかおりません。
令和元年、備前甕作家である松井宏之氏と、小嶋総本店の蔵元である小嶋の出会いを契機として、小嶋総本店は蔵の原点である“備前甕”による酒造りのプロジェクトを開始。
原点回帰したからこそ生み出すことが出来たこのお酒を『安土桃山』という時代名のもとにお届けします。
備前甕仕込について
縄文時代以降、日本では長きに渡り酒造りに土器が用いられてきました。安土桃山時代に創業した小嶋総本店にも創業当時の備前甕(酒造資料館東光の酒蔵 所蔵)が残されております。遠く離れた備前より北前船で山形まで運ばれた備前甕を醸造に用いていたと考えられます。
その後、江戸時代には甕よりも遥かに大きい木桶が普及し、日本酒は飛躍的な量産化を遂げるとともに、小さく重い甕は醸造容器として主役の座を譲ります。そして昭和中期以降は木桶からホーロータンク、ステンレスタンクへと、醸造容器の主役が移り変わって参りました。
甕はタンクや木桶に比べて遥かに小さく、取り扱いもデリケートで、この上なく非効率な器と言えます。しかし、釉薬(うわぐすり=ガラス質のコーティング)を塗らず、土をそのまま焼き締めた多孔質の容器で醸造することにより、甕特有の石や土を舐めたような風味や、微細な気孔に生息する微生物による複雑な味わいが醸し出されると考えられます。
備前甕作家 松井宏之氏
備前焼作家:松井宏之氏は三石甕を造る数少ない備前甕作家の1人です。オブジェではない、実用に足りる「用の美」を追及されています。小嶋は松井氏との出会いを契機に、自らの酒造りのルーツである備前甕への理解を深める中で、もう一度甕での酒造りを再開することを決意しました。
甕による酒造りが行われた時代より続く酒蔵も、醸造に耐える備前甕を作る作家も、今では数えるほどしかおりません。四百年の時を越えて再び交差することになった両者の歩みを、「安土桃山」という時代名のもと、数量限定でお届けいたします。
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商品名:東光 安土桃山
原料米:亀ノ尾100%使用
精米歩合:50%
アルコール分:15度
容量:720ml(化粧箱入)
希望小売価格:11,000円(税込)
限定数量:700本
発売日:2023年11月10日(金)
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11月10日(金)より、小嶋総本店特約店様並びに小嶋総本店直営店(酒造資料館 東光の酒蔵)、東光オンラインストアでの販売を予定しております。