【東光の酒蔵】焼却処分される予定だった大型木桶約20本を補修して保存展示。東北最大級の酒造資料館に、全国有数の木桶展示が実現!
2018年8月28日企業情報
株式会社東光の酒蔵は、同市内でかつて使用され、焼却処分される見込みだった木桶約20本を補修し、酒造資料館で保存展示する計画を進めておりますのでお知らせいたします。
木桶は、かつては酒造業における主要な醸造容器として利用され、酒蔵が新品を購入、その後に味噌醤油蔵や漬物蔵で転用されてきた歴史があります。しかし、昭和初期にホーロータンクが出現して以降は使用する酒蔵が激減し、現在は新しい木桶を製造できる製桶所も極僅かとなってしまいました。
新桶は勿論、状態の良い木桶も年々減少していく中で、私どもは米沢市内で10年前に廃業した漬物蔵に30本以上の大型木桶(6尺桶)が残っていたこと、さらには建物の解体に合わせてそれらが全て焼却処分されつつあることを知りました。
木桶を確認したところかつて酒蔵で使用したものと同じ形状で、かつ状態も良いため、約20本を選定して清掃・補修を行い、一般のお客様にご覧いただける形で保存展示することといたしました。
「酒造資料館 東光の酒蔵」はかつて酒造りをしていた酒蔵を酒造資料館に改装し、仕込蔵を展示空間として保存しております。
その仕込蔵は、映画や、有名化粧品のTVコマーシャルのロケ地にもなった趣のある空間で、中には金属製のタンクが約20本展示されています。株式会社東光の酒蔵はそれらを全て撤去して、焼却処分される予定だった木桶に入れ替えてまいります。
株式会社東光の酒蔵は、日本の伝統である酒造りの歴史や空間を保存し、多くの方々に楽しんでいただくことで、文化的で心豊かな生活をご提供できるよう、今後も取り組んで参ります。